2016年05月31日

小庭谷川渡井

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 小庭谷川渡井は和歌山県かつらぎ町笠田(かせだ)東にある。JR和歌山線笠田駅徒歩10分だ。ちなみにこの前見た龍之渡井は一駅先にある。
 ともに八代将軍となった徳川吉宗の命で開削された用水路にかかる「水道橋」(掛樋かけひ)をレンガ製に作り替えたものだ。

 改修前の掛樋写真
小庭谷川渡井
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龍之渡井
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我々には「水道橋」という言葉自体なじみのないものだ。
安藤広重が御茶ノ水の浮世絵を描いている
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訪れた小庭谷川渡井は明治42(1909)年に掛樋からレンガ造りに改修された。
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この水路橋は堂田川を渡り上部が用水路となっている
用水路部
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堂田川
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 川へ降りアーチを仰ぎ採寸するという一連のフィールドワークは残念だが空模様が怪しくなってきたのでとりやめた。
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2016年05月30日

木積川渡井

 3次元CADでおおよそのモデルを作図

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上に用水路、下が川。

水路の写真
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扁額があり拱橋名と建築年が表示されている
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川に入り撮影
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径間長 3630mm
延長  3610mm
側壁部の高さは430mm(イギリス積)
アーチは長手積の4巻きで厚さ450mm

上部はフランス積やレンガを歯状に組んで装飾を施している
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2016年05月29日

紀伊国分寺跡

 「龍之渡井」を調べるうちに用水路が川横断する渡井(水路橋)が何件かあるのを知った。
まずはJR和歌山線 下井阪駅から徒歩15分の「木積川渡井」に行く。
 途中、紀伊国分寺跡があった。
曇天で閑散としている。

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礎石に凸が作られている。
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瓦状の平らな板を積んだ基壇の上に立つのは元禄13年(1700年)に再建された本堂
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目的の渡井はそう遠くないところにあった。

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2016年05月27日

新緑

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スマホで撮影

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2016年05月13日

船坂跨線水路橋

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「鉄道遺産を歩く 岡山の国有鉄道」(小西伸彦 著)で三石駅の近くに水路橋があることを知っていた。
優美な姿であったので記憶に残っている。

 国道沿いを歩きながら探す。ちらりと見えたところで緑の中に身を投げ入れる。
斜面を降りながらいつの間にか水路拱橋のまさに水路部に出た。

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黒く光沢のあるレンガだ。
藤の花が咲いていた。

水路橋から陸部に行く
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山中の水路である。なるほど水路橋とはこういうものか。

全姿を撮りたいが線路内に入らない限り難しそうだ。そんなことはしない。
斜面の石が線路へ落ちても危険だ。注意して撮影個所を探す。
無理をしない。緑に囲まれた山を横這いする。

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7重のレンガでアーチを形作っている。

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結局、船坂トンネル抗口あたりに出た。
そこから向こう正面の水路橋を撮る。
全姿にはほど遠いが致し方ない。
無理はしないをポリシーでまんぼ探訪。

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鉄道遺産を歩く―岡山の国有鉄道 -
鉄道遺産を歩く―岡山の国有鉄道 -
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2016年05月12日

小屋谷川橋梁(2)

■まんぼB-A-@
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■まんぼC-B-A-@
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■まんぼD-C  やや暗い
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■側壁レンガ
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■まんぼD-C-B-A
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■まんぼE
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■DとE接続部  ここで屈曲
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■弧状レンガ 屈曲部を弧状レンガで緩やかな曲線作りをしている
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2016年05月08日

小屋谷川橋梁(山陽本線 三石駅)曲がりまんぼ

5月4日 山陽本線の三石駅に降りた。

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岡山県備前市になるが、備前と言えば備前焼で有名だが、ここ三石のレンガアーチは必見の地である。
今回は2度目になる。前回は三石駅の岡山側を見たが、今回は上郡側を見に来た。

ターゲットは「龍之渡井」と同じ水路橋、「船坂跨線水路橋」だ。

その前に、三石駅の下にある「小屋谷川橋梁」

最初、どこかわからなかった。
「灯台下暗し」とよく言うもの。
大きなホームとだだっ広い駐車場の下にあったのだ。

この通路兼水路は6個のまんぼがつながれている。6連結まんぼだ。
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北西側の石積み坑門から、まんぼに@,A,B・・・と順に符号をつけると6番目のまんぼは20度ほど屈曲している。Eのまんぼの坑門はレンガ積のまんぼである。
このブログでは坑門が石積のものをS型、レンガ積のものをB型と呼んでいる。
SM型まんぼか?

■北西側坑門
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■南東側坑門(水路上流側)
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■銘板「土木学会選奨土木遺産 三石煉瓦拱渠群 小屋谷川橋梁」
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石積み坑門から入っていくと、高低差があるので石1段分の段差をつけてまんぼは接続されている。

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最初は側壁は石積みだが、まんぼDEはレンガ積に変わる

Dには焼過レンガを模様として使用している。

駅の増幅に応じて次々とまんぼが延長されたのであろう。
その結果、無理やりまんぼを屈折させないと道にとりつかなくなったのだろう。
そして延長はついに55m余りとなった。
自分が今まで測ったなかでは大崖川橋梁についで2番目の長さだ。

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2016年05月06日

龍之渡井(3)モデル

 連休だ。ちょっと体もひと休み。龍之渡井(たつのとい)のペーパークラフトを作った。

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小野田滋氏の論文などで「ねじりまんぽの条件」としてアーチ橋の分類を図式化している。

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平面図的に通常アーチ橋は長方形、ねじりまんぼは平行四辺形。龍之渡井は台形になる。分類外のタイプになる。
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3次元CADのスケッチアップで作図。
台形平面
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龍之渡井は17の断面に分けられる
径間長が下流にいくほど大きくなっている

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平面図に断面図を乗せる
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断面図を立体的に見たもの
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彩色して完成

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龍之渡井独自のレンガの襞(ひだ)が表現できた。
これを「ひねりまんぼ」と言っていいものか。
ペーパクラフトを手に取って見直す。
レンガの襞はスカートの襞・折り目に似ている。

ひねりかな?
難しい言い方になるけど断面が変化していく「変断面」の方がわかりよいのかもしれない。
posted by たけちゃん at 06:47| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2016年05月04日

龍之渡井(2)

上流に向かい右側。

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ここをじっくり見る
下部から順番に見ていく
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普通と違う積み方だ。
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通常の「長手積み」になっている。
アーチの頂上付近
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上流に向かい左側
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上流に向かい右側の基部に行く
帯状に積まれたレンガ積はこの前に見た旧九度山発電所水路橋のあばら骨を作ったレンガ積に似ている。

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高さ1m位で屈曲している。

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7〜9cmの幅でレンガの段差がある。

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ちなみにこの帯状のレンガ積は17列ある。アーチ幅は測ると3.9mであった。

レンガの段差が7〜9cm。
仮に8cmと仮定して16×8=128cm
上流側に比べて下流側で約1.3m広くしてある。

このアーチは写真で見るように岩場の上にアーチを組んでいる。この自然の基礎体を利用せんがためアーチ形状を無理やり変形させている。
 「ひねりまんぼ」と快哉を上げたがひねるというのは正しいかな?
アーチ断面が等断面でなく「変断面」という方が適切なのかもしれない。

下流側から1.6m地点での径間長は約11.5mであった。



posted by たけちゃん at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする

2016年05月03日

龍之渡井(1)

「龍之渡井」”たつのとい”と読む。
和歌山県のかつらぎ町にある水路橋だ。
旧九度山発電所水路橋であばら骨付き斜橋を見た。和歌山方面のまんぼを探訪するとてネットで調べていたらこの龍之渡井に当たった。
 まずきれいだ。1919年(大正8)建設。
初夏を思わせる気温になるという。水遊び大好き。

そして、足を運んでみてこのアーチ橋が非常に面白いことに気が付いた。

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7枚巻の重厚なアーチである

アーチの上は水路になっている。
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上流に向いて右側のアーチのレンガの組み方が面白いと思って来たのだ。

これは「ひねっているぞ」
ねじりまんぼでなくある種ねじりの「ひねりまんぼ」だ。
早速、アーチを支持する岩場に取り付く。
わくわくして撮影に計測。
「ひねりまんぼだ!」そう思いながら・・・


posted by たけちゃん at 17:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする