2018年10月14日

碓氷第12橋梁の模型を作り直す(9/25訂正分)

10月に入り友人のアルファーから正径間長は7315mm(24フィート)、斜径間長は8447mmが正しいのではないかと指摘を受けた。
小野田滋著の「鉄道と煉瓦」では正径間長8.45m、斜径間長9.76mとしている。それを採用した。
確かにこの稿で引用した概要図をよく見ると斜径間長は8447mmである。
当時の碓氷鉄道新設のアーチ用セントルの標準図も24フィートと36フィートしか載っていないようだ。
そこで、正径間長、斜径間長を訂正した。それに伴い模型も作り直した。


■■ 以下 9月25日の記事に乗っ取り図面・写真を差し替えた ■■

過日述べた論文「碓氷峠旧線跡に残る鉄道構造物の技術的特徴と意義」(小西、田島)に載っている碓氷第12橋梁の模型を作る。

論文掲載図

u12.jpg

作成した紙模型

IMG_3631.jpg

傾斜勾配は1:15
勾配具合を視覚的に分かりよいように三角スケールを乗せた。
縮尺は1/120。我が家のプリンターの印刷サイズはA4までだ。展開図をA4に収めるためその縮尺になった。

上から俯瞰すると平行四辺形具合がよくわかる。薄くて長い斜架橋(ねじりまんぼ)だ!

IMG_3626.jpg

天井部 ねじりまんぼ
IMG_3625.jpg

ねじりまんぼの作図手法で
Nu-12-1.jpg

この図で起拱角β=20°14’17”を得た。
斜架角=60°とあるから計算式からでも得られる。計算結果は20°11’。これらのことから起拱角β=20°と言える。

キャプチャsiki.JPG
 (AtanはPCの表記の関係でこうしたがアークtタンジェントtanの-1乗と表記。数値からtanの角度を求める関数。θは交差角度=斜架角=斜角。
θ=60°を代入して計算)

冒頭の概要図をもとに坑門前面(AB面)後面(CD面)を別々に描き細部寸法を入れた。
論文概要図に記載されていない寸法などはこの図面を定規で測り比例計算で得た値である。
1mm単位の数値でまことらしいが概算値だ。

Nu12-3.jpg

Nu12-4.jpg

高さが均一でなく長いのもあり、短いのもある。短いのはしっかりした岩盤でもあったのだろうと推測する。

模型展開図
Nu12-6.jpg

Nu12-5.jpg

■■ ■■ ■■

先の模型を右、今回作り直したものを左に並べた
IMG_3620.jpg

セントレ図 http://library.jsce.or.jp/jscelib/committee/lib_draw/2017/tetsudokoji/1-kyoryo/0013/kmview-zoom.htm
centre.jpg

 ※「平成29年度(2017)科研費 土木図書館所蔵 『鉄道工事設計参考図面』 橋梁之部 第一回」より
posted by たけちゃん at 10:51| Comment(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: