2017年05月06日

第234号橋梁 関西本線 島ケ原駅〜伊賀上野駅

 第234号橋梁という名称は私がよく見るサイト「宮様の石橋」によっている。現地には表示はない。
関西本線島ケ原駅から伊賀上野駅方向に自転車を走らせ「島ケ原温泉やぶっちゃ」のそばにある。

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山野の中を単線の線路だけで通っている。この線路を第234号橋梁や島ケ原東橋梁がくぐっている。
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■第234号橋梁 南面壁
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■北側面壁
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後付けされたコンクリート製通路と元々の水路が見える
■天井と側壁
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面壁は石積み工となっているが種々、興味深いことがある。

■要石(くさび石、keystone)
レンガは2枚巻
レンガアーチの頂部はアーチを押し分けるように要石がはめ込んである。
この石は面壁だけにあり、奥行き方向はレンガで積まれている。力学的な意味合いもあるが、装飾ともいえよう。
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■楯状石積み工(輪石)
トンネルではよく見る楯状石積み工だ。それが輪石となっている。
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菊の花が咲いたように見える。

■計測
幅員は3.66m 長さ33m。非常に長い。

この幅と長さの大きなアーチをレンガ2枚巻は少なすぎる。今まで見たアーチは小さいものでも3枚巻だ。
アーチの上に載っている土も厚い。2枚と言うのは強度的に小さすぎる。

レンガだけでなく石積アーチが坑道内にあり、レンガ2巻+石積みの複合アーチではないだろうか?

ちなみに隣接する島ケ原東橋梁は幅員1.83mでありながら4枚巻である。
また、面壁は長方形の切石積で、第234号橋梁が特別な設計であったことが分かる。

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連休でもあり、このアーチ橋の建設方法を想像。

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足場を建て、半円架台セントルを構築する。奥行方向は約33m+α
架台横にはアーチ橋の側壁が切石とレンガで積んである。
セントルの上にレンガを並べモルタル目地でアーチを作っていく。

キャプチャm2.JPG

面壁は楯状輪石でアーチを構成する。
ただし、面壁より奥はほぼ長方形の切石で組まれていく。

キャプチャm3.JPG

キャプチャm4.JPG
アーチができればセントル、足場を撤去し、面壁を仕上げたのち、ウイングを組む。
最後は、所定の高さまでアーチの上に土を載せていき、線路を完成させる。

連休ならではの長文となった。
posted by たけちゃん at 06:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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