2014年12月11日

パラグライダーと鉄塔



女房殿が居間から呼ぶ。
そしたらこの事件。
丁度、避雷針の役目を果たす「地線」あるいは「グランド線」、「架空地線」とも呼ぶ電線にパラグライダーが引っかかっていた。これには電気が流れてない。しかし、宙釣りの御仁の直前に「活きた電線」「活線」がいる。

高圧線だから触さわらなくてもビリビリくる。
たとえ、停電しても電気的な問題がある。
静電誘導作用という。電荷が帯電する。冬の静電気のショックを経験したことがあるだろうが、それと同じ。思わず手を離す。高いところだからちょっとコワイ話だ。
そして電磁誘導作用といい別の送電線と交差してたり並行している場合はコイルと同じ現象で、電気を止めたはずの電線にも電気が流れ始める。
接地具をつけ帯電した電荷を逃がさないとだめだ。

電気を止めるにも、電気を別の送電ルートで流すように手配し、それから止める。
止めたら止めたで、変電所や鉄塔に接地具を付けに行かないと電線にさわれない。
接地具1本10キロはあるだろう。
それを担いで鉄塔に登って電線につける。電線は3本あるが個別につける。

帯電した電荷を接地具のリード線を通じて鉄塔部材から地上へと流す。
それから初めて作業にかかれる。
雷対策のためにも鉄塔には地中深くに導線が埋め込まれ接地抵抗を極めて小さくしてある。
雷の電気を地中に放電するためだ。
放電のためのこの導線は「埋設地線」と呼ぶ。(銅線とはかぎらない。アルミ線もある。そこで導線とした。)
架空地線と埋設地線。変なところで顔を出した。

スイッチひとつで電気は止まってもそう簡単に触れない。

ついでに当ブログの過去記事から。
電線に「宙乗り器」で乗り出し「ねじれ防止ダンパー」を付けている様子。
電線が風に揺られて舞い上がったりねじれたりしないようにおもりを付けている。
このときも電気を止めて接地をつけて宙乗りしている。

SR.JPG

この作業が終わったら、地上に降りてから、付けた接地を外しに行く。
ハードだ。




posted by たけちゃん at 05:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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