2014年03月12日

第91号拱渠 八木のねじりまんぼ

 八木のねじりまんぼを高校、大学と一緒だった友人アルファと調査した。
彼は設計コンサルを起業した現役コンサルで、夕方には調査報告が送信されてきた。
そこで、もう一度ねじりまんぼの角度についての理論式を見てみた。
ねじりまんぼは斜め交差するところに建設され、この交差角を斜架角θであらわす。
レンガを斜めに積み立てていくがこの斜めの角度を起拱角(ききょうかく)βという。
20140309_222147241.JPG

その2者には下図のような関係が成り立つ。

gr.JPG
■グラフは「組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究」(小野田滋ほか)(土木史研究 第16号)
グラフに今回調査した第91号拱渠を赤い印でプロットした。これと重なり合うように23番がいる。関西幹線の第272号拱渠だ。

ここから二つ言える。
1.起拱角は関西幹線の第272号と競い日本で1番か2番の傾きだ。要は日本で1,2のねじれ屋さんだ
2.理論値にほぼ合致しているということだ。
 
 アルファと正径間長a、斜径間長bを巻尺で測ったところa=1.81m、b=2.59m
ここから、アークサインという関数を使いθ=44.334°を得る。
 斜めに積まれたレンガは水平に68cm、垂直に46cmの傾きだ。
これはアークタンジェントという関数を使いβ=34.08°を得る。

 いま、θ=44.334°をグラフに示した理論式に代入してβを求めると33.14°
すなわち起拱角は実測値 34.08°で 理論値は33.14°ということだ。
つまり、極めて設計理論に忠実にレンガを積んだことになる。
これには正直驚いた。

すごい意味のあるねじりまんぼだったわけだ。


posted by たけちゃん at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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