2014年02月18日

古書発見 鶴見・草間の「土木施工法」

 狼川のねじりまんぼを見に行こうとしたきっかけは小野田滋らの「組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究」という論文を読んでからだ。

 そこに狼川のねじりまんぼを以下のように紹介していた。
「こうした技法は文献17でも紹介されているがアーチ中間部は特に捻じって積む必然性がない」ので「坑門部分の部材のみ捻った例」として挙げられていた。
 この説明と説明図ではわからない。
それで、見にいったわけだ。

 ちなみにこの「文献17」というのが「土木施工法」(鶴見・草間)である。
ネットでこれを検索したらうまくヒットしてまるまる1冊を読めるではないか。
(近代デジタルライブラリー http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/846091
doboku1.JPG

20140216_203819639.BMP

この変則ねじりまんぼの東京側の坑門の向かって左側の壁面
20140218_195416643.JPG
このレンガの傾き具合(起拱角ききょうかく)を測ると21.8度であった。

狼川と東海道本線の交差角(斜架角)は明治時代の地図を参考に計測すると49°であった
33.JPG
(天井川であることが地図の上でも確かめられたわーい(嬉しい顔)
さきにあげた小野田論文にある起拱角と斜架角のグラフに今回の狼川ねじりまんぼのデータを入れる

ff.bmp

かなり、理論値に近い、精度のよいねじりまんぼであることがわかる。




posted by たけちゃん at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする
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