2010年03月22日

ねじりまんぼ「鉄道と煉瓦」

■「鉄道と煉瓦」 その歴史とデザイン 小野田滋 著
 思いっきり読んだ。

nejiri2.bmp
 
読むうちに、「ねじりまんぼ」の構造は上図のようなものではないかと思えた。
 
 円筒形に似たドーム部が貫通し、トンネルの前面、背面にカベがあり、それでドーム部の上に乗せた土がこぼれないように押さえている。
そういう構造のようだ。
 
 ドームを3重、4重の煉瓦で巻いてアーチ効果だけでもたせている。

案外、頼りなげな気もするが130年持っている。

日本人技術者 伊藤鏗太郎編訳「斜架拱(しゃかきょう)」が引用されていたので、検索サイトで調べたら国立国会図書館か何かで原本がPDFでダウンロードできたのでそれを読む。

 ねじりまんぼの展開図の書き方を説明しているのだけど、明治の図面はフリーハンド。

 CADで書いてみる。大体、わかった。展開図が。

Skew Arch(斜めアーチ)で検索すると結構文献も写真も豊富。
煉瓦文化の先輩のヨーロッパでは「ねじりまんぼ」なんて当たり前にあるような勢い
 しかし、どれもがこの展開図のあり方というか煉瓦の積む方向性について検討・研究されていた。
 
NHKで坂本竜馬の大河ドラマを放送しているが、「ねじりまんぼ」は竜馬の死後10年目のことだ。一昔前までちょんまげを結わえていた時代だ。 
 
 茨木のねじりまんぼ建造時、いい煉瓦を作る!
けども煉瓦の物理的定数把握まで至っていないのだろうから、強度計算などないのだろう。

煉瓦の仕様書が定まるのはこれよりずっと後の時代だ。


「ねじれまんぼ」をネットで調べても、どれもこれも似たり寄ったり。
ここは特徴を出して「斜架拱」で得た、ねじれまんぼの作図法や Skew Archの文献を訳し、本書の記事をまとめてみようかととも思う。
 
本書のサブタイトルを「歴史とデザイン」としたのはなるほどと思う。
posted by たけちゃん at 02:23| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | 更新情報をチェックする